親しい友人とのひとときは楽しいものの、時にはなぜか疲れを感じることがあります。
これは、無意識のうちに努力しているからかもしれません。知らず知らずのうちに気を使っているものです。
親しい友人であっても、彼らは他人ですから、無意識に配慮をしてしまうのです。これは性格によっても変わりますが、家族や恋人といる時でも同様のことが起こり得ます。
では、どのような面で無理をしてしまうのか、具体的に見てみましょう。また、対策についてもお話していきます。
親しい友人といても楽しいけど疲れるのはなぜか？
たとえ会っている時は楽しくても、友人と過ごすとき疲れてしまう場合、自分自身に原因がある場合も、相手に原因がある場合もあります。具体的な理由を一緒に探ってみましょう。
疲れる理由：自分自身に関するもの
●無意識の配慮
人と一緒にいる時、意識していなくても自然と気を使うものです。家族と一緒でも、どこかで気を使う場面があります。
「自分は友人のことを好きで楽しく過ごしているが、疲れることもある。そんなに気を使っているわけではないと思うが」と感じることもあるでしょう。
あなたはおそらく、他人の感情を考慮して無意識に気を使う優しい性格の持ち主です。
また、相手に対して心を開いているつもりでも、実際は心のどこかで警戒している部分があるかもしれません。完全に自分を開放するのは難しく、どうしても少し緊張感を持ってしまうものです。
●一人でいるのが好き
一人でいることを好む人や、家で過ごすのを好む人は、好き嫌いに関わらず、人と会うと楽しくても疲れやすい傾向があります。一人でいる時間が充実している感覚を持っていませんか？
逆に、一人でいることが苦手で、いつも誰かと一緒にいないと寂しさを感じる人もいます。性格が大きく影響しており、疲れやすいタイプの場合は、適度に一人の時間を持つことが助けになります。
●体質的に疲れやすい
単に外出すること自体が疲れると感じることがあります。
外に出ると、友人以外の多くの人々がいるため、自然と疲労や緊張を感じます。運動不足や睡眠不足、不規則な生活が原因で、体だけでなく精神的にも疲れてしまうことがあります。
成人してからは、ストレスが少ない状態で元気に過ごす時間が減少し、日常生活が疲れの原因になることもあります。
疲れる理由：友達に関する特徴
●互いに気を遣い合う場面
お互いに気を遣う性格であることは理解しているかもしれませんが、相手が過剰に気を使うと感じると、時にそれが疲れの原因になることがあります。
相手は良かれと思って行動していますが、その行き過ぎた気遣いが伝わると、私たちも知らず知らずのうちに防御的になってしまいます。
「そんなに遠慮しなくても大丈夫」と思いつつも、結局は互いに気を使い続けることになります。このような状況は、しばしば疲れを感じる原因となります。
●親密さに欠ける関係
この状況は、「一緒にいると楽しいけれど、非常に親しい友人とは異なる距離感を持つ友人」という場合です。
複数でいる時は会話が弾むのに、二人きりだとなぜかぎこちなくなります。心が完全に開けていないことが、このような状況で感じる疲れの一因かもしれません。
●価値観の違いが気になる時
一緒にいると楽しいものの、時折「これは少し…」と感じる瞬間や価値観の違いが気になり、疲れを感じることがあります。
たとえば、行き先を聞いても「どこでもいい」と答える、時間にルーズでよく遅れる、自慢話が多いなどです。基本的にはいい人だとは思いますが、気になる点があると、それがストレスになり疲労感を引き起こすことがあります。
好きな友人であっても、自分の精神的な余裕によって許容できる範囲が異なるため、体調が良い時はあまり気にならないこともありますし、些細な違いは受け入れられるものだと思います。
人とあっても疲れない思考と友人関係の構築方法
人と会う時、それが親しい友人であっても疲れる原因がみえてきたところで、対策をまとめていきます。少しでもご参考になれば幸いです。
個人の時間の重要性
たとえ社交が得意でない人でも、一人の時間を楽しむことは大切です。
一人でいる時間を確保し、自宅でリラックスすることで心身の疲れを癒やすことができます。もし友人との交流に疲れを感じるなら、頻繁に会うことを避けて、適度に間隔をあけて会うことを心がけましょう。
SNSの利用を控えて適切な距離を保つ
直接会う場合は自然と距離が保たれますが、SNSを通じてもつながっていると常に交流が続いてしまうため、疲れやすくなります。
特に今の時代、SNSで他人の動向が簡単にみえてしまうので、どっと疲れてしまうことも。対策としては、SNSの利用を控えたり、使っていてもリアルの友人には伝えないなど、適度な距離感を維持することが有効です。
人と会うと楽しいけど疲れる時の対策：まとめ
友人と会うと楽しいのに疲れることの原因は、t自分自身にも相手にもあることが考えられます。
自分由来の原因としては、無意識に気を使ってしまうことや、一人の時間を好むこと、体質的に疲れやすいことが挙げられます。
また、相手の特性としては、相手も気を使うタイプであることや、なかなか深い関係を築けないこと、相性の不一致があることなどが理由として考えられます。
自分のペースで一人の時間を持ち、週に一度は完全にリラックスできる日を設けること、SNSでの距離を保つことを試してみてください。
この記事の内容がご参考になれば幸いです。
