嵯峨野トロッコ列車は、京都の自然を間近に感じられる特別な列車です。
この列車は保津川渓谷沿いを走り、約25分で7.3kmの距離を旅します。四季折々の美しい景色が窓外に広がるこの路線は、多くの観光客に愛されています。
この記事では、嵯峨野トロッコ列車で最も美しい景色が見られる座席について詳しくご案内します。
嵯峨野トロッコ列車の座席配置と特徴
嵯峨野トロッコ列車はディーゼルエンジンで牽引され、5つの客車から成り立っています。
特に注目すべきは、末尾の5号車「リッチ号」です。この列車は単線を走るため、亀岡行きでは1号車が先頭に、嵯峨行きでは機関車が先頭になります。
列車内はレトロな雰囲気溢れる装飾で、木製の席や裸電球が設置されています。
乗客は主に4人掛けのボックス席に座ることになり、各席はA席からD席と名付けられており、全車両で同じ配置です。
嵯峨・嵐山方面の座席案内
これらの席は、景色を存分に楽しむことができる位置にあります。また、A席とB席は列車の進行方向に面しており、C席とD席は当然ながら逆方向、進行方向とは反対に向いています。
亀岡方面の座席案内
こちらもB席とC席は通路側に配置されており、C席とD席は列車の進行方向に向いている一方で、A席とB席はその逆を向いています。
嵯峨野トロッコ列車の旅は、どの席からでも京都の美しい自然を堪能できますが、特に窓際の席は格別の眺望を提供します。
次の旅行でこの列車に乗る際は、ぜひ最適な座席を選んで、忘れられない景色をお楽しみください。
保津川を一望できるおすすめの座席はこちら!
保津川沿いのトロッコ列車では、各席から異なる美しい風景が楽しめますが、特に保津峡を渡る鉄橋周辺での眺めは圧巻です。
座席の選び方によって、その美しさをさらに感じることができます。
最高の景色を望む座席の選び方
嵯峨・嵐山方面へ進む際には、列車の進行方向に対して左側(偶数列)の窓側席がおすすめです。
具体的には、進行方向を向くA席と進行方向の逆を向くD席があります。
これらの席からは、沿線の自然が一望でき、特に川のせせらぎと共に移り変わる景色を楽しむことができます。
一方、トロッコ亀岡方面へ向かう際は、列車の進行方向に対して右側(偶数列)に位置する窓側席が最適です。
こちらもA席とD席が選べ、進行方向を向くD席、進行方向の逆を向くA席から保津川の素晴らしい眺望を得ることができます。
どの席からも保津川の景色を望む
特に保津峡近くでは、列車がカーブを描くたびに左右の景色が変わるため、どの窓からも異なる景色が楽しめます。
嵯峨・嵐山と亀岡の旅路での景色変化
保津峡駅を過ぎると、列車の窓外に広がる景色が変わります。
嵯峨・嵐山方面へ進むと、左手に川のせせらぎと緑豊かな自然が広がり、亀岡方面へ進むと、右手に同様の美しい景色が現れます。
このルートの変化は、旅の途中で異なる風景を楽しむ醍醐味の一つです。
亀岡への道中も同様に、列車が川に沿って進むため、窓外には絶え間なく変わる風景が広がります。
これらの景色は、まるで生きた絵画のように美しく、列車の両側から異なるパノラマを堪能することができます。
立ち席でも楽しめる景色
席が売り切れた場合でも、立ち席のオプションがあります。
立ち席からでも、窓外の景色を十分に楽しむことが可能です。ただし、長時間の立ち乗りには適した服装と靴を選ぶことをお勧めします。
トロッコ嵯峨野列車は、どの座席からも京都の豊かな自然を感じられる旅を提供します。
次の訪問では、これらのポイントを参考にして、最適な座席で忘れられない景色を体験してください。
「リッチ号」で特別な雰囲気を味わう
嵯峨野トロッコ列車で一際目立つのが、「リッチ号」と呼ばれる5号車です。
リッチ号の大きな特徴は、窓がなく床がグレーチングでできていることです。このため、乗るときはまるで自然に溶け込んでいるような感覚になれます。
これが理由で、リッチ号は非常に人気があり、座席を確保するのが一苦労です。
以前は当日券でのみ購入が可能でしたが、現在では事前予約が可能となり、計画的に乗車することが推奨されています。
なお、リッチ号での旅行は、雨天の場合にはレインコートが必要になります。傘の使用は許可されていないので注意が必要です。
嵯峨野トロッコ列車の座席配置について
まずは、念のための乗車駅を確認しておきます。
嵯峨野トロッコ列車を満喫するためには、路線の端で乗り、端で降りるのが一番です。それぞれのアクセスをチェックしておきましょう。
・JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」降りてすぐ
・嵐電「嵐電嵯峨駅」下車徒歩約5分
・J嵯峨野線「馬堀駅」下車徒歩約10分
※JR亀岡駅もあるのでご注意ください。
嵯峨野トロッコ列車の座席選びには、いくつかのポイントがあります。
特に、窓際の座席である「A席」と「D席」が人気です。嵯峨・嵐山方面への旅では、「A席」と「B席」が列車の進行方向に面しています。
逆に亀岡方面へ向かう際は、「C席」と「D席」が進行方向を向いており、こちらもおすすめです。
保津峡駅周辺では、窓側の座席が左右に入れ替わるため、どちらの方向に進んでも川沿いの美しい景色を楽しむことができます。嵯峨・嵐山方面では特に左側、亀岡行きでは右側の窓側が景色を堪能するのに最適です。
「リッチ号」のオープンエア設計は、乗車するだけで特別な体験ができるため、早めの予約が求められます。
この貴重な情報を基に、次の嵯峨野トロッコ列車での旅を計画してみてください。