手作りのセンサリーボトルがどうしても腐るかどうか気になっている方々へ。
このようなボトルは、お子様の感覚育成に有効であり、同時にお家の装飾としても選ばれています。
しかし、その耐久性について不安を感じている人も少なくありません。
この記事では、センサリーボトルを綺麗に保ち、腐る可能性を極力減らすためのポイントや、手軽に作る方法、その利点についてご紹介します。
親子で楽しめるクラフトプロジェクトとして、またご家庭を彩るアイテムとしても最適です。
長持ちするセンサリーボトルを目指して、是非作成を楽しんで、お子様と素敵な時間をお過ごしください。
センサリーボトルが腐る理由と防止策
センサリーボトルの作成に用いる材料は通常、腐りにくいものですが、通常の水道水を使うと時間の経過と共に濁りが生じ、腐る可能性が出てきます。
長く使うためには、精製水の使用がお勧めされます。
精製水を利用することで、腐敗のリスクを減らし、センサリーボトルをより長い期間楽しむことが可能です。
センサリーボトルに限らず水が腐る要因は不純物が紛れることです。
以下、濁る可能性としてポイントを3つお話します。
微生物の繁殖
水中に残った微生物が時間とともに繁殖し、その結果、バクテリアや藻類などが増えて水が濁ります。
特に開封後のペットボトルは外部の空気や手の接触で細菌が入り込みやすくなります。
直射日光の影響
ペットボトルが直射日光にさらされると、光合成が促進されて藻類が繁殖しやすくなります。
その結果、水が緑っぽく濁ったり、異臭が発生することがあります。
有機物の混入
この有機物は微生物のエサとなり、水質の悪化を引き起こします。
センサリーボトルの概要・腐る要素は十分ある
センサリーボトルとは、視覚や聴覚、場合によっては触覚を刺激する透明なボトルで、内部には液体や小さなアイテムが入っています。
特に、子どもや特別なニーズを持つ人たちの感覚遊びに使用され、手軽に作れる点が魅力です。
センサリーボトルは、1960年代にアメリカの作業療法士であるジーン・エアーズによって提案された感覚統合療法の一環として、また家庭での感覚遊びのツールとして開発されました。
このツールは、感覚処理の問題を支援する目的で使用され、日本でも人気があります。
使用する際には、リラックスや集中を高める効果が期待でき、感覚への過敏性や不足を補うためにも役立ちます。
内容物としては、グリッターやビーズ、小さな玩具、着色された水などが用いられ、それらが混じり合うことで、視覚的にも魅力的であり、視聴者の注意を引きます。
そのため、学校や家庭など多岐にわたる環境で活用されています。
センサリーボトルの持続性向上方法
センサリーボトルを長く保つためには、洗濯のりやグリセリンなどの成分を利用するのが一般的です。
これにより、中身の動きが緩やかになり、見た目も美しく保たれます。
グリセリンは透明性が高く、視覚的にも魅力的なため、使用が推奨されます。
また、ボトルの蓋をしっかりと固定するために接着剤やテープの使用が重要であり、内容物が漏れることや子供による誤った開封を防ぎます。
ガラス製の瓶はその美観と中身の観察のしやすさから選ばれがちですが、取り扱いには注意が必要です。
R-1ヨーグルトのペットボトルのように割れにくく、適度なサイズである容器が推奨されています。
センサリーボトルの利点
センサリーボトルは感性の発達に重要なツールです。
視覚、触覚、聴覚を刺激することで、感覚統合能力を向上させる効果があります。
子供たちは、センサリーボトルを用いて色や形、動きを観察することで、自然と集中力が高まり、創造性や想像力も育まれます。
大人にとっても、センサリーボトルの動きはリラクゼーション効果を提供し、心を落ち着ける手段となります。
センサリーボトルの製作は、様々な材料を組み合わせて自分だけのオリジナルを作る楽しさがあります。
特に、共同で製作することで、子どもたちに創造力や協働の重要性を教える機会にもなります。
季節ごとのテーマに合わせたボトルの製作も楽しい活動で、年間を通じて家族でのデコレーションとしても楽しめます。
また、センサリーボトルは感情を落ち着けるツールとしても有効で、リラクゼーションタイムや気分転換の際に役立ちます。
さらに、ライトアップすることでその美しさを引き立てる方法もあります。
センサリーボトルの自作ガイド・腐るリスクを下げる
センサリーボトルを手作りする方法は簡単で、基本的な材料には洗濯のりやグリセリン、空のペットボトル、装飾用のアイテム（ラメやビーズ、ドライフラワーなど）が含まれます。
製作手順としては、最初にペットボトルに洗濯のりを入れ、選んだ装飾品を加えた後、水を加えて完成します。
蓋を閉める際には、漏れを防ぐため接着剤を使用し、ビニールテープやマスキングテープで装飾するのが良いでしょう。
作成の流れは次のとおりです。
センサリーボトル製作の基本ステップ
必要な材料はペットボトル、洗濯のり、水、ビーズやラメ等の装飾品です。
洗濯のりと水の割合を調節して、装飾品が動くスピードを変えることができます。
液体に色をつける場合は、絵の具や食色素を用います。
色を均一にするためには、色素を水に先に溶かしてからボトルに加えると良いでしょう。
洗濯のりをボトルに入れ、装飾品を加えた後に水を足し、蓋をします。
蓋は空いてしまわないよう、接着剤で固定し、漏れ防止にはビニールテープを使用することをお勧めします。
スノードームのような効果を望む場合は、細かいラメを使うと良いです。
テーマに合わせたデザインには、透明な折り紙やカラーセロファンを使用するのも効果的です。
自分でセンサリーボトルを作成してみましょう
この記事では、センサリーボトルが腐る原因と防ぎ方、長持ちさせるコツ、そしてセンサリーボトルの作り方について詳しく説明しました。
センサリーボトルは、簡単に作れるクリエイティブなアイテムでありながら、感性の発達支援や家の装飾にも役立ちます。
また、見ているだけで大人も癒される効果があります。
センサリーボトルを一緒に作ることで、子どもと楽しい時間を過ごし、美しいインテリアアイテムを作ることができます。
興味があれば、ぜひ挑戦してみてください。
