カラッとしたから揚げやサクサクのとんかつ、そしてほくほくのコロッケやサクサクの天ぷらなど、数え上げればきりがないほどです。
でも、揚げた後の油の片付けって大変ですよね?
そこで便利なのが、「固めるテンプル」のような油固め剤を使う方法です。これを使用すると、油や揚げ残りのカスも一緒に固めてしまい、処理が楽になります。
ただ、油固め剤が手元にない時や、わざわざ購入するのが面倒な時もありますよね。
今回は、固めるテンプルの代用品、手元に固めるテンプルがない時に役立つ油固め剤の代替品や他の油の固め方、さらに手軽に油を処理する方法をご紹介します。
油凝固剤「固めるテンプル」について
この商品は、揚げ物後の油だけでなく、食材の残りカスも一緒に凝固してくれるため、油が完全に固まると、その塊を簡単に取り出して燃えるゴミとして処分できます。
使用方法は簡単で、油がまだ温かいうちに製品を入れるだけで、煩わしい後処理の手間を省くことができます。
また、周囲を汚さずに済むため、後片付けが非常に楽になります。ホント、いつもお世話になっています。
「固めるテンプル」の代用品:家のあるもの
時々、必要な時に限って固めるテンプル=油凝固剤が手元にない、あるいは無駄な出費を避けたいと思うこともあるでしょう。そうした場合に便利なのが、身近な材料を使った代替方法です。
固めるテンプルは家にあるもので代用が可能です。
固めるテンプルの代用:家庭用粉類で凝固
油の処理には、家庭にある片栗粉や小麦粉が有効です。
揚げ物をした後のまだ温かい油にこれらの粉を油の量に応じて加え、ゆっくりとかき混ぜます。油が冷えるにつれ、粉が油を吸収しドロドロと固まり始めます。
これは「固めるテンプル」ほど完璧には固まらないものの、固まったものをビニール袋に入れてゴミとして処分することができるため、かなり手軽に油を処理できます。
片栗粉がなければ、パン粉を使用しても同じように処理が可能です。
ただし、多量の油を処理する場合は、必要な粉の量が多くなるため、古いものや余ったものを有効活用するのがおすすめです。
これらの方法を活用すれば、市販の油凝固剤を使わずとも、家庭で簡単かつ効果的に油の処理を行うことができます。
エコで経済的な処理方法を身につけ、キッチンの後片付けをさらにスムーズにしましょう。
油を吸収する処理法
固めるテンプル、また固めるテンプルの代用品を使った方法以外にも油を捨てるときに役立つ方法があります。
以下で、解説していきますね。
①吸収パッドの利用
固める方法以外に、油を吸収させる手法もあります。
最近では新聞紙を持っていない家庭も増えていますが、その代わりとして市販されている吸収パッドが便利です。
これらのパッドはスーパーマーケットなどで簡単に見つけることができます。
油吸収パッドは効果的に油を吸い取りますが、一枚で対応できる油の量は限られているため、少量の油を処理する際に特に適しています。
②使い捨ておむつの活用
「本当に?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、もし家に余っているおむつがあれば、一度試してみてください。
私が以前行った息子のオムツ(未使用)実験したところ、使った油を驚くほど効率良く吸収してくれました。
その吸収力は、予想以上に高く、一枚で充分な場合が多いです。
簡便な廃油処理テクニック
油を固めるために専用の凝固剤や食品類を用いる方法は一般的ですが、もっと手軽で効果的な方法も存在します。
家庭に普通にある材料を使用するため、すぐにでも始められる手法をお教えします。
①ビニール袋を利用した油の廃棄
廃油を処理する一つの方法は、吸水性の高い素材を二重にしたビニール袋に入れることです。
新聞紙や布などが適しています。まず、完全に冷えた油をゆっくりと袋に注ぎます。こぼれるリスクを防ぐため、袋の下にも新聞紙や広告を敷くとより安心です。
油を入れた後、ビニール袋の口をしっかりと結び、漏れ出さないようにしてゴミとして処分します。
②牛乳パックを用いた油処理
もう一つの簡単な方法は牛乳パックを使用することです。
この方法も私の家庭でよくやっています。
牛乳パックの内部に新聞紙を入れ、その上に冷ました油をゆっくりと注ぎます。油が溢れないように注意しながら、牛乳パックの口をしっかり閉じて外に油が漏れないようにします。
更に間違いかい対応をするために、牛乳パックをビニール袋に入れることもお勧めします。この状態で燃えるゴミとして処理することができます。
これらの方法は手軽で、特別な道具を必要とせず、すぐに始められます。
ただし、廃油の取り扱いには自然発火のリスクも伴うため、この点には特に注意が必要です。
問題のない対応に関するさらなる詳細は、次の章で説明します。
これにより、油の処理が気持ちも楽に、簡単になるでしょう。
油の自然発火についての警告
油の不適切な処理方法が原因で火災が発生するケースが報告されています。
通常、油は空気中の酸素と接触すると酸化反応を引き起こし、この過程で熱を生じます。
もし熱い油を吸収性の高いキッチンペーパーや新聞紙に浸透させ、それをビニール袋で密閉すると、酸化が進み内部温度が上昇し、突然の発火につながることがあります。
油の安全な処理方法としては、まず油が完全に冷めていることを確認することが最も重要です。
また、新聞紙を少し水で濡らすなどして発火のリスクを減らす方法も有効です。
重要なのは、どんな状況でも油の処理は油が冷めた後に行うことです。
まとめ
「固めるテンプル」がない場合は代用日として、片栗粉や小麦粉が有効です。また、片栗粉がない時はパン粉を代用することも可能です。
また、市販の油吸収パッドも手軽で便利ですが、大量の油を吸収するには限界があります。使用済みのおむつは、油の吸収能力が非常に高いことが知られています。
廃油処理用の専用グッズを購入する必要はなく、ビニール袋や牛乳パックに新聞紙を入れて油を入れることで、簡単に処理が可能です。
油は冷めてから処理を行うことが重要で、まだ熱いと自然発火のリスクが高まります。
この記事は油の処理方法について様々な選択肢をご紹介しました。
もし油をそのまま排水溝に流している場合は、すぐにその習慣を改めてください。排水管の詰まりにより大きなトラブルに繋がる恐れがあります。
油の処理方法は多岐にわたりますので、自然発火の危険に注意しつつ、最も効果的で簡単な方法を見つけ、正しく処理していきましょう。