ワッペンをつける際に、アイロンが手元にない場合もありますよね。
「ヘアアイロンなら使えるけど…」
そんな時に便利な代替手段として、ヘアアイロンやフライパン、鍋を、ドライヤーを代用してワッペンを取り付ける方法について、取り上げていきます。
・ヘアアイロンは、熱を発する部分が平らなのでワッペンの接着がしやすく、アイロンの代わりとして適している
・ヘアアイロンは細かい部分や狭い範囲での接着には特に便利
・厚手の生地や広い面積には不向き
ワッペンをつけるときにアイロンが便利なのはもちろんですが、代わりにヘアアイロンを使っても十分役立ちます。
ヘアアイロンでワッペンは簡単に付けられる?アイロンの代替として使えるか?
ヘアアイロンは、その加熱面が平らなため、ワッペンをしっかりと接着しやすい形状をしています。
これにより、アイロンの代わりとして使用するのに適しています。
ヘアアイロンは、製品によって設定できる温度に差がありますが、おおよそ150℃から170℃に設定することができ、この温度であればワッペンをしっかり接着できる温度になります。
中には200℃以上に設定できるタイプもありますが、温度が高すぎると生地を傷める可能性があるため、ワッペンの取扱説明書に記載された推奨温度に従って使用することが大切です。
接着がしやすい
両面から一度に熱を加えることができるので、時間を短縮できるのも大きなメリットです。
また、ジャージや靴下にワッペンを付けるだけでなく、上履きに名前シールを貼る際にも活躍します。
使用時の注意点
ヘアアイロンは細かい箇所や狭い範囲での接着には便利ですが、使用する際は挟める範囲に限りがある点に注意が必要です。
また、厚手の生地や広い面積への接着には向かないため、ヘアアイロンで作業をする前に、接着したい場所が届く範囲かどうかを確認することをおすすめします。
ヘアアイロンを使ってワッペンをつける方法
・ヘアアイロン(ストレートタイプが推奨)
・ワッペン
・当て布(薄手の布やキッチンペーパー)
・接着したい布(Tシャツやバッグなど)
・ヘアアイロンの温度設定
ヘアアイロンをワッペンの接着に適した温度(だいたい140℃~160℃)に設定します。ワッペンのパッケージに記載された推奨温度も確認しましょう。
・布地の準備
接着する布地を平らな場所に広げ、シワがないように整えます。
・ワッペンの位置決め
ワッペンを布地に置き、位置を決めます。
・当て布を置く
ワッペンの上に当て布を置きます。これにより、ワッペンや布が直接熱にさらされるのを防ぎます。
・ヘアアイロンで圧着
当て布の上からヘアアイロンをゆっくりと押し当て、指定された時間(通常は15〜30秒)で圧着します。ワッペンが大きい場合は、均等に熱を行き渡らせるためにアイロンを動かすことが大切です。
・冷却
ヘアアイロンを外した後、ワッペンが冷えるまで触れずに待ちます。完全に冷めたら、しっかりと接着されているかを確認します。
ヘアアイロンは非常に高温になるため、やけどに十分注意してください。
さらに、ヘアアイロン以外の方法でもワッペンをつけることができるので、他の方法も合わせてチェックしてみてください。
フライパンを使ってワッペンをつける方法
・フライパン
・当て布
・ワッペン
・接着する布
・フライパンの加熱
フライパンを中火で温め、適温に達したら火を止めて少し冷まします。
・布地の準備
接着する布を平らに広げ、シワをしっかりと伸ばします。
・ワッペンの配置
ワッペンを布地の希望位置に置き、熱さに負けないよう布をかぶせます。
・フライパンで圧着
フライパンの底を当て布の上から静かに押し当て、一定の圧力をかけながら約15~30秒間押し続けます。この時、フライパンは動かさずにしっかりと圧力をかけることが大切です。
・冷却
フライパンをそっと持ち上げ、冷えたら、接着がしっかりできているかを確認します。
フライパンが熱すぎると、ワッペンや布地を傷める恐れがあるため、温度に注意してください。
また、フライパンの底に汚れがあると、その汚れが布に移る可能性があるので、使用前にフライパンをきれいにしておくことをおすすめします。
鍋ややかんを使ったワッペンの接着方法
・鍋またはやかん
・水
・当て布
・ワッペン
・接着したい布
・鍋ややかんでお湯を沸かす
鍋またはやかんに水を入れて沸騰させます。
・布地とワッペンの準備
接着したい布を平らに広げ、ワッペンを所定の位置に置きます。熱さに負けないよう布をかぶせます。
・熱湯の使用
沸騰したお湯を火から下ろし、すぐに当て布の上に鍋ややかんを置きます。この時、鍋ややかんが直接布やワッペンに触れないよう注意しましょう。
・圧力を加える
鍋ややかんを軽く押し当て、約15~30秒間、圧力をかけ続けます。
・冷却
鍋ややかんを取り除いた後、しばらく待ち、しっかりと接着されているか確認します。
熱湯を使うため、やけどの危険があります。特に小さなお子様がいる場合は使用を避けるようにしましょう。
また、当て布を必ず使用してください。
ドライヤーでもできる?
ワッペンを付ける方法として一般的なのはアイロンですが、アイロンがない場合、ドライヤーを使う方法もあります。
しかし、ドライヤーはアイロンほど高温にならないため、ワッペンがしっかりと接着できないことがあります。
接着に必要な温度に達するのが難しいため、うまくいかないこともあるかもしれません。
まとめ
ワッペンを付ける際、ヘアアイロン、フライパン、鍋・やかんなどがアイロンの代わりになることがわかりました。
とはいえ、ワッペンだけでなく、服のシワを伸ばす時にもアイロンは便利だと感じます。
アイロンは少し重いイメージがありますが、最近ではコンパクトで軽量なものも多く、使いやすくなっています。