uni製のボールペン、ジェットストリームは書き味が良く、インクの流れもスムーズですが、インクが出ないという状況もあります。
そんな問題にも簡単に対応できる方法がありますので、今日はその対処法をお伝えします。
インクのかすれにお悩みの方は、この方法を試してみてくださいね。
ジェットストリームのインクが出ない：原因を探る
ジェットストリームボールペンは、快適な書き心地で知られていますが、インクが出ない状況が発生することもあります。
それにはいくつかの理由が考えられますので、それらの原因と対策を詳しく見ていきましょう。
ペン先の細かな汚れ
ボールペンのペン先には、回転する小さなボールがあり、これがインクを紙に移す役割を担っています。
このペン先に細かいゴミが詰まると、ボールがスムーズに回らず、インクの流れが悪くなります。
主な原因は、書く際に紙から削り取られる繊維や、特定の紙のコーティング剤から来る「紙粉」です。
この紙粉は普段は自然に排除されますが、特定の条件下では蓄積しやすくなります。
たとえば、特殊な紙を使用している場合や、筆圧が強い場合などがそれに該当します。
ペン先の損傷
ボールペンの先端部分は非常にデリケートです。
また、ペンを横にして使うことで、ボールへの負荷が偏り、正常に機能しなくなることもあります。
このようなダメージがある場合、新しいペン先に交換するのが最適です。
インク内の空気
インク内に空気が混入すると、インクの流れが阻害されることがあります。
特にペンを水平に持ったり、先端を上にして保存している場合に多く見られます。
インクの劣化
ジェットストリームのインクは通常3年が使用推奨期限です。
期限を超えると、インクの成分が変化し、固まりやすくなることがあります。
使用する前には、芯の後部に記載されている製造年を確認しましょう。
インクの固まり
寒い環境では、インクが固まりやすくなり、流れにくくなることがあります。
ご紹介した5つがジェットストリームのかすれの原因として考えられるポイントです。
トラブルがある場合は、これらの点を確認し、適切な対策を講じることが推奨されます。
次に、これらの問題に対する具体的な解決策をご紹介します。
ジェットストリームペンのインクがでない解消法【ペン先の汚れが原因の場合】
ペンの先端に溜まったゴミを取り除くことで、ペンの動きが滑らかになり、インクの流れも良くなります。
ティッシュを使った清掃方法
ペン先に付着した細かい粉をティッシュの微細な摩擦で取り除きます。
【用意する物品】
・ティッシュ1〜2枚
【清掃手順】
ティッシュを四つ折りにして、その上でゆっくりと10秒間、線や円を描き続けます。
アルコールウェットティッシュを使用する方法
アルコール成分が含まれるウェットティッシュは、ペン先の汚れや固まったインクを効果的に除去します。
【用意する物品】
・アルコール入りウェットティッシュ
【清掃手順】
ウェットティッシュでペン先を優しく拭き取ります。
ジェットストリームペンのインクがでない対策【インク内の空気が原因の場合】
ペン内のインクに混入した空気を外に出すために、遠心力を活用します。
ペンを振る方法
ペン内の空気が少ない場合、単にペンを振ることでインクの流れが改善されることがあります。
【用意する物品】
・特になし
【手順】
ペンを縦にして強く振ります。ペン先にインクを集中させるように何度か繰り返します。
輪ゴムを利用する方法
輪ゴムの弾力を使って、ペンを回転させて空気を押し出します。
ただし、ペンが飛び出るリスクもあるため、周囲に注意してください。
【用意する物品】
・輪ゴム
・セロテープ
【手順】
ペンを輪ゴムの中に入れて十字になるようにセロテープで固定します。
その後、輪ゴムを左右に引っ張りつつペンを回します。回し終えたら手を放し、ペンが回転するのを確認します。
ジェットストリームのインクが固まる問題への対策
インクが寒さで固まってしまった場合、適度に温めることでインクの流れを改善することができます。
ただし、ペンを過度に加熱すると本体の変形や火傷のリスクがあるため、ちょうどよい方法を選ぶことが重要です。
手のぬくもりを利用する方法
この方法では特別な道具は必要ありません。
【準備するもの】
・なし
【手順】
ペンの先端を手で温め、指で持って体温でインクを柔らかくします。
ただし、インクが手に付着することがありますので、その点には注意が必要です。
温水を使用してインクを溶かす方法
適温のお湯を使用して、固まったインクを溶かす方法です。
【準備するもの】
・45℃〜50℃の温水
・汚れても良い耐熱性の容器（例：耐熱紙コップ）
・ティッシュ
【手順】
まず、ペンから芯を取り出します。
次に、お湯を容器に入れ、ペン先を数分間浸します。
この際、緩んだインクが外に滲み出る可能性があるので、汚れても問題のない容器を使用してください。処理後、ペン先をティッシュで拭き取り、元に戻します。
ジェットストリームのかすれを防ぐためのヒント
ジェットストリームのペンでのかすれは避けたいものです。
予防策を事前に実行することで、書き味の良さを長持ちさせることができます。
①ペンの保持角度を適切に保つ
ペンを紙に対して60度から90度の角度で持つことは、ペン先の紙粉の蓄積を減らし、詰まりを予防します。
傾け過ぎると紙粉が多くなり、かすれの原因になるため注意が必要です。
②ペンの保管方法
ペンはペン先を下向きにして保管することが推奨されます。
これにより、インクに空気が混入するのを防ぎます。特に、ペンのノック部分を上に向けて立てて保管すると効果的です。
③購入前のテスト
ジェットストリームのペンを購入する際は、必ず店頭で試し書きをしてインクの流れを確認してください。
時間が経つほどペン先が乾燥しやすいため、特にキャップのないモデルでは注意が必要です。
④購入店の変更を検討
購入したボールペンや芯が頻繁にかすれる場合、それはロットによる問題かもしれません。
異なる店舗での購入を検討してみるのも一つの方法です。
⑤ペンの太さの変更
細いペン先よりも、0.7ミリのペン先がかすれにくい傾向にあります。
これは、ボールが大きくインクの保持力が強いためです。書き心地や用途に合わせて、0.7ミリを選ぶことをお勧めします。
⑥芯の購入量を見直す
ボールペンの芯は「製造年から3年間」が使用期限とされています。
安心感からつい多く購入しがちですが、期限内に使い切れる量だけを買うことが大切です。
ジェットストリームのかすれ問題を解決するまとめ
ジェットストリームボールペンでよく起こるかすれ問題には、様々な解決策があります。
これらの方法を試すことで、ジェットストリームのペンは再び滑らかな書き心地を取り戻すことができます。
仕事や学習に役立つ快適な筆記具を、長く愛用するためにも、このようなメンテナンスが非常に重要です。
困ったときは、ぜひこれらの方法を試してみてください。
