この記事では以下の内容について解説します。
■会わない選択をするカップルが増えている理由とは何か
■家族と顔を合わせない場合の代替案
かつては、結婚する前に両家顔合わせをすることが当たり前とされ、それを守らないと非常識と見なされることが多かったです。
しかし、現在は様々な背景があり、すべてのカップルが家族を顔合わせできるわけではありません。そのため、この慣習にも変化が見られています。
結婚は、将来的にお互いの家族が仲良くなるための重要なステップです。
理想的には事前に顔を合わせておきたいものですが、さまざまな事情でそれが難しい場合もあります。
このブログでは、そうした状況でどのように対応すれば良いのかを考えます。
結婚を控えているけれど、家族間の顔合わせが困難に感じているカップルにとって、この記事が参考になるでしょう!
特に、「家族と会わないといけないのかな?」と悩んでいる方々には、役立つ内容となれば幸いです。
結婚前の両家顔合わせ、必要?顔合わせがないのは問題か?
結婚を控え、両家の顔合わせを行わない選択については、必ずしも否定的である必要はありません。
親の世代にとってはやや珍しい慣習かもしれません。
結婚とは、新しい家庭を迎える側にとっても、愛する娘を送り出す側にとっても、家族関係の新たな始まりとなる重要なステップです。
また、結婚は単に当事者だけの問題ではなく、家族全体に関わることです。
2022年に行われた結婚に関するトレンド調査によると、以下のデータが示されています。
・結納のみを行ったカップルは3.4%
・顔合わせのみを行ったカップルは80.9%
・どちらも行わなかったカップルは4.8%
これらの数値から、多くのカップルが家族との顔合わせを重視していることが伺えます。
また、顔合わせを行わない理由は様々で、以下のような事情が考えられます。
・マタニティ婚など特別な事情があり、親が顔合わせに反対するケースもある
・両親の一方が高齢であったり、病気や入院中であったりする
・離婚や別居により、両親がそろわず、親子関係も微妙な状況にある
・既に同棲しており、挨拶も済んでいるため、それ以上の形式は不要と考える
・両家の親が結納や顔合わせにこだわらず、カップルも必要性を感じていない
特殊な状況下では、両家の親とよく話し合い、どのように進めるか決定することが望ましいです。
両家の親が状況を理解し、「それなら仕方がない」と納得すれば、顔合わせを行わない選択も問題ありません。
これを踏まえると、顔合わせを行わないカップルは、単に自分たちの意思だけで決めたわけではなく、納得できる理由があったと言えます。
顔合わせの有無をもって非常識と断定するのは適切ではないと考えられます。
両家顔合わせを避けるのはマナー違反?他にどんな選択肢があるのか?
婚約中の公式な食事会が難しい場合でも、両家が納得できるアプローチは存在します。
単に「食事会を行わない」と断るのではなく、集まりたかったが実現不可能であることについての残念な気持ちを表現することが重要です。
「本来ならば一緒に時間を過ごしたかったが、現状では困難なので、将来的に改めて計画しましょう」と提案すると、良好な関係が保たれやすくなります。
これをただのキャンセルではなく、将来の機会に向けた延期と捉えることで、前向きな展望を示すことが可能です。
多くの親は、結婚における食事会に関して柔軟な姿勢を見せることが一般的です。
家族間の関係が始まるため、お互いの性格や家庭環境について理解を深めることは自然なことです。忙しくても日程調整が可能であればよいですが、両家の四人の親全員が揃うのは難しいこともあります。
特に、遠方に住んでいる場合は交通の手配や費用が懸念されるでしょう。
まずは、両家の親としっかり相談して、食事会を自己判断で避けることなく、共通の理解を目指しましょう。適切なコミュニケーションをとらないと、不信感を抱かれる可能性があります。
新しい形の顔合わせを提案します
現代では遠方に住む家族が多く、直接会うことが困難な場合も少なくありません。
そんな時、ビデオ通話で顔合わせを行う方法があります。オンラインなら、交通費や時間の負担もなく、リラックスして会話を楽しむことができます。
また、結婚式のリハーサルや家族限定の小さな挙式を利用して顔合わせを行うことも一つの手です。
これにより、フォーマルでない環境で自然体で交流ができます。
食事会が難しい場合でも、他の形式で親睦を深めるチャンスは多く存在します。事実、結婚式の後でも顔合わせを行うことは全く問題ありません。
それぞれの家族の事情に合わせた最適な方法を見つけ出すことが重要です。次に、実際に異なる方法で顔合わせを行った事例を紹介します。
プロフィールカードを利用した顔合わせ・事例
私たちは親の体調を考慮して、婚約食事会を行わないことにしました。
その代わりに、私たちの写真や簡単な家族紹介を含むプロフィールカードを作成し、両家に送付しました。
これにより、互いの家族背景について知ってもらうことが可能となりました。
直接会うことはできませんでしたが、このカードを通じて、両家の親はお互いに伝えたい思いを共有することができました。
オンライン顔合わせの実施・事例
私のパートナーは大阪出身で、私は東京出身です。
私たちは東京で生活しており、当初は彼の家族を東京に招いて婚約祝いの食事会を計画していました。しかし、私が体調を崩してしまい、計画は中止に。
そこで、ビデオ通話を使って両家を繋ぐことにしました。当日は私の家で彼と一緒に彼の家族と画面越しに話しました。
彼が私の家族を紹介し、親たちがお互いに挨拶を交わすことができ、顔合わせは成功裏に終わりました。
どちらの家族もこの方法を理解し、好意的に受け入れてくれました。
これらの事例からわかるように、顔合わせが物理的に難しい場合でも、工夫次第で心を通わせる方法は存在します。
大切なのは、各家族の状況に合わせた方法を見つけ、お互いに理解と配慮を持って接することです。
さいごに
結婚に際しての両家の顔合わせは必須ではないとされていますが、カップルだけで決断することは避けた方が良いかもしれません。
多くの親世代は、顔合わせの機会を重視しています。
決定する前には、双方の親としっかりと話し合い、合意を形成してから進めることが望ましいです。現代でも、多くのカップルが顔合わせを実施していることからも、その重要性がうかがえます。
直接的な対面が難しい場合には、オンラインでの顔合わせを行う方法があります。
また、結婚式当日に顔合わせを計画するのも一つの良い選択です。
高額な交通費、健康問題や高齢による外出困難など、特別な事情がある場合は、代替案を検討しましょう。
必ずしも結婚式前や公式な食事会を行う必要はありません。
両家が親しくなれるようなユニークな方法を考えて、親睦を深める機会を設けることが大切です。