お気に入りの白いパーカーやジーンズが洗濯で色移りしてしまうことがありますね。もし色分けしていたら…と後悔しているあなたに、ハイドロハイターが解決策を提供します。
色移りした衣服を元通りにするかもしれません。諦めかけていたパーカーやジーンズ、Tシャツをまた着られるようにしましょう。
お風呂で使ったヘアピンがサビてしまったときも、ハイドロハイターが役立ちます。誰にも気づかれる前に、これでサビをキレイに落としてみてはどうでしょう。
この記事では、ハイドロハイターを使った色移りやサビの除去方法を詳しく説明します。また、手軽に入手できる代用品もいくつかご紹介するので、最後までお読みください。
ハイドロハイターの代用品として使えるもの
まずは、市販のハイドロハイターの代用品になるアイテムをいくつか紹介します。
●〈重曹〉
炭酸水素ナトリウム、つまり重曹は、安全で使いやすい弱アルカリ性の物質です。
薬局やホームセンターで簡単に手に入ります。水に溶かして使うと、黄ばみやサビが付いた場所をきれいにするのに効果的です。使用後は洗濯機やスポンジで洗い流してください。
●〈クエン酸〉
クエン酸は、酸の力で汚れを落とす洗剤です。特に赤サビを取り除くのに最適です。
クエン酸をお湯で溶かし、その液を直接塗布して一晩置くと、サビや汚れが落ちやすくなります。翌日には普通に洗い流せば完了です。
●〈酢やレモン汁〉
自然の酸を含んでいるため、クエン酸が手に入らない時の代用品として役立ちます。
レモンの残りの皮もハイドロハイターの代わりになります。
これらの代用品を使って、ご家庭の衣類や日用品のケアを手軽に行ってみてくださいね！
それではハイドロハイターの使い方をチェックしていきましょう！
ハイドロハイターで色移り問題をスッキリ解決！
色移りに困った時の強い味方、ハイドロハイターの使い方をご案内します。
ハイドロハイターの効果的な使い方
ハイドロハイターは、特に白や淡色の布製品に効果的です。お使いになる際は、約50℃のお湯1リットルに対して、5g（キャップ半分程度）を溶かしてください。
その液に30分から40分間衣類を浸してから、通常通り洗濯機で洗うだけで、色移りがキレイに落ちます。
デリケートな素材の場合、例えばセーターやシルク製品は繊維がダメージを受けやすいため、浸漬時間を短くし、陰干しをお勧めします。
使用する際の注意点もお伝えします。
●使用上の注意点
・子供の手が届かない場所に保管してください。
・お湯は50℃程度に保ち、熱湯の使用は避けてください。
・手袋を着用しましょう。
・塩素系漂白剤や酸素系漂白剤との併用は避けてください。
新しい服に色が移ってしまった時の落胆は大きいものです。その結果、部屋着にしてしまったり、悔しくて捨ててしまうこともあるでしょう。
実際、真っ白なシャツを購入したはいいものの、食事中に醤油が飛んでしまい、手近にあった塩素系漂白剤で処理したところ、黄色く変色してしまいました。
また、クリーニング店での処理も元に戻らず、非常にショックを受けました。
しかし、ハイドロハイターの効果を調べて試したところ、色移りがあった洋服が見事に白さを取り戻しました。
「お気に入りのトレーナーやTシャツ、スキニージーンズに他の衣服の色が移ってしまたーーーー！」
「カレーうどんを食べている時にはねた汁がシミになり、洗っても色が残ってしまったーーーー！」
こういた時に、ハイドロハイターは色移りを簡単かつ効果的に解決するための便利なアイテムです。日常生活のささいなトラブルにも大きな助けとなるでしょう。
ハイドロハイターの特性と効果的な使用方法
ハイドロハイターは、特に白い衣類の黄ばみ除去に効果を発揮する還元漂白剤です。
色のある衣類には使用できませんが、塩素系漂白剤によって黄ばんだ樹脂加工の衣類を白く復元する能力に優れています。さらに、鉄のサビや赤土の汚れも落とすことができます。
ただし、全ての色移りを除去できるわけではなく、特に塩素系漂白剤で変色した繊維を元通りにするのは難しいことがあります。
このため、漂白の結果が不確実な場合、多くのクリーニング店では取り扱いを避けています。
ハイドロハイターの使用制限
ハイドロハイターは便利ですが、使用できない素材も存在します。適しているものとそうでないものを以下に示します。
●ハイドロハイターが適しているもの
・水洗いが可能な白い繊維（例：綿、麻、ポリエステル、ナイロン、アクリル製の化学繊維）
●ハイドロハイターが適していないもの
・水洗いができない素材
・色つきの繊維や柄があるもの
・金属部分（例：ファスナーやホック）
・色のついた綿、麻、シルク、化学繊維
・刺繍やビーズが施されているもの
使えないものが多いようにみえますが、日常で着る一般的なTシャツやスウェットシャツなどは、問題なく使用可能です。
ハイドロハイター適用可能かの判定方法
製品が適用可能かどうかを確認する方法として、色落ちテストが推奨されています。
このテストでは、対象の布と汚れても良い布を用意し、両方に水を少し付けて、目的の布の裏面を汚れても良い布でこすり、色移りを確認します。
色落ち防止策
愛用する衣類の色落ちを防ぐためには、色止め剤（例：ミカノール）が有効です。
塩も色落ちを抑制する効果があり、洗濯時に一緒に加えると良いでしょう。また、色を吸収するシートタイプの色止め剤（例：ドクターベックマン）もあり、これを洗濯物に加えることで色移りを防ぐことが可能です。
さらに、洗濯ネットを使い、高温の水を避けて洗うことや、白いものと色物を分けて洗うことも大切です。一般的には白い衣類はネットで洗い、色物は色止めシートを使用して洗うようにしているようですが…私はネットでまとめて洗ってしまいます。
ハイドロハイターで錆や汚れにサヨナラ！
ハイドロハイターは、洗濯補助剤としてだけでなく、錆や赤土（酸化鉄）のシミを分解し、除去する機能も持ち合わせています。
●どこで錆は発生するのでしょうか？
例えば、子供たちがお風呂場に置き忘れたヘアピンが翌日には錆びてしまうことがよくあります。
キッチンでは、使った後のスプーンや飲みかけの缶ジュース、缶詰をそのままにしておくと、次第に錆が生じます。これらの現象は「もらい錆」と呼ばれ、周囲の物質から錆が移ることで起こります。
ベランダに置いた洗濯クリップや鉢植えの赤土からも、小さな錆やシミが発見されることがあります。
ハイドロハイターは、これら鉄分による色移りをクリアにする効果があります。
使用方法は非常に簡単で、液体を問題の部分に塗布し、キッチンペーパーやラップで覆ってしばらく放置するだけです。錆やシミに困っている方は、ぜひ一度お試しください。
ハイドロハイターはどこで買える？
ハイドロハイターは花王が製造・販売しているものの、意外と販売店が少ないのが現状です。
一般的なスーパーやデパートでは取り扱いがなく、地元の薬局でも見つかりませんでした。最終的にはホームセンターで見つけることができましたが、そこでも全ての店舗で扱っているわけではありませんでした。
一方、オンラインショッピングでは異なります。
Amazonや楽天市場では幅広く取り扱っており、容易に購入可能です。便利なハイドロハイターがもっと多くの店舗で扱われるようになることを望んでいます。
まとめ
ハイドロハイターの代用品になるアイテムのご紹介から、使い方などを解説してきました。
ハイドロハイターを使えば、洋服の色移りを元通りに戻すことができますが、すべての洋服で使用可能なわけではありません。
また、もらい錆に対しても効果があり、さらに重曹やクエン酸、レモン、酢などの代用品も色移り問題解消に役立ちます。適切に使用すれば、ヘアピンの忘れ物から洋服の錆まで、すぐに解消することができるので、その効果をぜひ実感してみてください。
