日本の伝統的な住居といえば、やはり畳のある和室ですよね。
夏には畳の上で涼しく過ごしたり、その独特の香りを楽しんだりするのも魅力の一つです。
新築の家やリフォームしたばかりの部屋では畳も新しく、問題はありませんが、住み続けるうちに畳の端に隙間ができてしまうことがあります。
私の実家にも、畳の部屋があり、壁と畳の間に少し隙間ができているんです。
この隙間は畳の自然な収縮によるもので、使い込むうちに発生します。畳は時間と共に縮んでしまうため、隙間が生じるのは避けられない現象です。
一度隙間ができてしまった場合、畳を裏返しにする工事や表替え工事を行い、その際に隙間を修正するのが一番の解決策です。
しかし、これらの工事はすぐには行えないこともありますし、コストもかかります。
隙間があると、ホコリが溜まりやすく、虫が入り込む可能性もありますから、早めの対策が望まれます。
そこで、今回は既にできてしまった畳の隙間を効果的に埋める方法や、和室をきれいに保つためのアイテムをいくつかご紹介します。
100均で買えるアイテムので応急処置に関してもお話するので参考にしてみてくださいね。
また、畳を長く使うための日常メンテナンスについても解説していくので、綺麗な和室を長く保ちたい方は参考にしてください。
畳の隙間対応とお手入れ方法!知らないと損する活用アイデア!
畳に隙間ができてしまうのはよくあることですが、とりあえずの対策として隙間を塞ぐことが必要です。
一時的な解決策として新聞紙やスポンジを挟む方法もありますが、見た目が美しくないため、あくまで一時的なものです。
これらを適切なサイズで選び、使用すると、見た目も良く隙間を効果的に塞ぐことができます。
畳の日常メンテナンス方法
畳が縮むのは避けられない現象ですが、日頃から畳を良好な状態に保つための方法があります。
まず基本は清掃です。
普段からの掃除は掃除機で十分ですが、畳の目に沿って掃除機をかけることが大切です。畳に強く掃除機を押し付けたり、目に逆らう形で掃除機をかけると畳が傷む原因になります。
月に一度は畳の表面を拭き掃除することも推奨されています。
畳は乾燥に弱いため、湿らせた布で拭くと光沢を失うことがあるので、乾拭きを心がけましょう。
しつこい汚れがある場合は、固く絞った布で拭くと効果的です。お湯を使うと乾きが早く、掃除後の乾燥も早くなります。
また、掃除が終わった後はしっかり換気を行い、畳が乾燥するようにしましょう。
これによりカビの発生を防ぎます。さらに、年に1〜2回は畳を天日干しすることで、太陽の光で殺菌し乾燥させる効果があります。
部屋の湿度管理も重要です。特に梅雨の時期は湿気が多くなりがちですが、サーキュレーターを使うなどして湿気を溜め込まないように気を付けましょう。
これにより、ダニやカビの発生を防ぎ、畳が傷むのを遅らせることができます。
畳の隙間埋める対策:100均で買えるコレ!
畳を長く使用していると避けられないのが隙間の発生です。
その隙間をそのままにしておくと、虫が侵入してきたり、家の中が落ち着かない気分になることもありますね。
両・祖父母の家では、実際にムカデが出たことがあります。
そうなる前に、隙間を何とか塞がなければならないわけですが、専用の調整材やテープが手元にない時もあります。
そんなとき、養生テープが役立ちます。
このテープは粘着力が強すぎず、剥がしたときに畳を傷めにくい特徴があります。
また、テープの跡も残りにくいので、一時的な解決策としては最適です。
また、100円均で手軽に購入できるのも大きなメリットです。
マスキングテープでも同様の効果が期待できますが、透明の方が目立ちにくいという点では養生テープが使いやすいです。
いっぽうで、養生テープを剥がす際は、畳を傷つけないように慎重にゆっくりと剥がすことが大切。逆にマスキングテープなら気にせず剥がすことができますよ。
畳の管理とメンテナンスのポイントまとめ
畳の特性について理解を深めることができましたか?畳は乾燥すると縮んでしまう一方で、湿気が多すぎるのも避けなければなりません。
これはちょっと難しいですね。
しかし、カビやダニの発生を防ぐためにも、畳を適度に乾燥させることが大切です。
畳が縮むのは自然な現象で、避けられないことです。
しかし、隙間が非常に大きくなってしまった場合は、プロの畳屋に修理を依頼するのが最善です。
畳が縮むということは、それが劣化の一因であるため、新しい畳に交換する必要があるかと思うかもしれませんが、適切な修復を行えば、まだまだ畳を現役で使用し続けることができますので、その点は心配無用です。