この記事では、お湯のみをスープジャーに入れて持ち運ぶ利点についてご紹介します。
まず明確にしたいのは、お湯のみを入れることが実はシンプルでマイナス点がないということです。
多くの方がスープジャーに料理を詰めるべきか、それともお湯だけにすべきかで迷っています。
この記事を読むことで、どこにいても落ち着いて温かい食事を楽しむ方法が分かるはずです。
どうぞ最後までご覧ください。
お湯のみでスープジャーを利用する利点について
●スープジャーを使う際、予め料理を準備する代わりにお湯だけを入れて持っていくようにしましょう。
とはいえ、空腹時にすぐに食事が必要な場合は、焦ることもあるでしょう。
しかし、お湯だけを持参することには大きな利点があります。
・万が一こぼれても被害が少ない
それぞれの点を詳しく見ていきましょう。
劣化しにくい
料理をどれだけ丁寧に作っても、完成した瞬間から劣化おしていく可能性が伴います。
カビなどは15～45℃の温度で活発になります。スープジャーが保温機能を持っていても、時間が経つにつれて温度は徐々に下がります。
45℃を維持していても、6時間が経過すると品質が疑わしいです。
朝早く家を出て、昼まで6時間以上がある場合は、家で準備せずにお湯だけを携帯することで、落ち着いて飲食が可能です。
こぼれた場合の被害が少ない
よくあるわけではありませんが、蓋の閉め方が甘かったり、シールが劣化していたりして、中身がバッグの中で漏れ出すことは避けられません。
このような時、例えばポタージュと比べてお湯の場合、漏れても被害は大きく異なります。
うっかりミスをすることが多い方は、特に事故を予防する意味でも、お湯だけを持っていくという選択肢も考えられます。
スープジャーでお湯のみを携帯する際の重要なポイント
お湯をスープジャーに入れて持ち運ぶ際には、問題なく利用するための重要なポイントがいくつかあります。
・温度を保つ
・準備したお湯を放置しない
これらの点を一つずつ解説します。
温度を保つ
スープジャー内の温度が低下すると、インスタントスープの粉が溶けにくくなりますし、インスタントラーメンの場合は麺が柔らかくなるのに時間がかかるかもしれません。
温度を効果的に保つ方法としては、以下のような手順が役立ちます。
・予熱を行うこと。
最初にお湯をジャーに入れ、ジャー内全体に行き渡らせてから捨てます。
これによりジャー自体が暖まり、新しく入れるお湯が冷めにくくなります。
・お湯は満タンにすること。
お湯の量が少ないと、冷めやすくなってしまいます。
少ししか使用しないという場合でも、多めに入れることで温度を長持ちさせる効果があります。
準備したお湯を放置しない
お湯を利用して料理を作った後は、すぐに消費することが望ましいです。
料理を放置すると劣化のリスクが高まります。
また、ジャー内にガスが溜まることもあり、中身が外に漏れる可能性も否定できません。
ステンレス製のスープジャーを使用している場合、塩分による劣化や保温効果の低下のリスクも考慮する必要があります。
そのため、料理をしたらすぐに食べるか、食べる直前に準備することをお勧めします。
外で使えるお湯だけレシピ集
外出先で、お湯だけを使った料理には限られた選択肢しかないと思っていませんか？
実は、缶詰やお菓子などの携帯しやすい食材を活用すれば、スープ以外のメニューも作ることができます。
ここでは2つのアイデアを紹介します。
ホットポテトサラダ
「じゃがアリゴ」が一時ブームとなりましたが、その要領でポテトサラダも簡単に作れます。
じゃがりこにお湯を少し加えて混ぜるだけで、基本のポテトサラダの土台ができあがります。
持参したマヨネーズで味付けをすると、本格的なポテトサラダが楽しめます。
さらに、さけるチーズを加えればじゃがアリゴ風にもできます。いろいろなアレンジを試してみましょう。
即席カレー
缶詰のサバやトマトペースト、カレー用の即席米を用意して、お湯をかけるだけでカレーが完成します。
単にカレーとして楽しむだけでなく、さまざまな具材を加えることで、より豊かな味わいと栄養を得ることができます。
トマトペーストのミニパックを活用すれば、他の料理にも使い回しが可能です。
異なる缶詰やカレーの種類で、様々なフレーバーを楽しむことができます。
スープジャーでお湯を持ち運ぶ際のチェックポイント
スープジャーにお湯だけを入れて持ち歩くのは非常に合理的です。
この方法を明日から実践しようと考える方も多いかもしれませんが、まだ気になる点があるかもしれません。
そこで、よくある質問をいくつか解説します。
●お湯はどれくらいの時間温かい状態が保てるのか？
JIS規格によると、100℃のお湯を入れた場合、25℃の環境下で6時間後の温度が保温性能の基準とされています。
この基準をもとに、多くのスープジャーは6時間は温かい状態を維持できるとしています。
例えば、TIGERブランドのボトルは6時間後でも温度が70℃前後に保たれることが一般的です。
しかし、さらに高温を望む場合は、使用前に余熱などの工夫が推奨されます。
●スープのパックや味噌汁の袋はそのままボトルに入れても良いか？
スープジャーやボトルに直接食品の袋を入れて持ち運ぶことは便利に思えるかもしれませんが、お勧めできません。
食品を入れた袋は手で触れることになり、汚れの混入リスクが高まります。
したがって、食品のパックは別の容器に入れるべきです。
まとめ
・お湯だけを持ち運ぶことでリスク（劣化・こぼす）を低減できる
・お湯を長く温かく保つためには、予熱が重要
スープジャーを使ってさまざまな料理を楽しむことも可能です。
お湯だけをスープジャーに入れるというのはシンプルですが、多くのメリットがあります。
試してみたい方は、是非明日から実践してみてくださいね！
