漢数字の縦書き、日付や西暦、封筒住所の書き方を解説

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通常、新年の挨拶状や手紙を書く際には縦書きが選ばれがちです。

縦書きと横書きでは、記述ルールが異なり、注意が必要です。

特に漢数字(数字)は縦書きと横書きでルールが違い、日付や住所などさまざまな箇所に影響がでてきます。

●数字の使用基準

文章内で数字を用いる際の標準的なルールは以下の通りです。

・縦書き:記述には漢数字(例:一、二、三)が適しています。
・横書き:一般的に算用数字(例:1, 2, 3)が使用されます。

●年号と日付の記述ルール

縦書きで漢数字を使用する場面でも、年号や日付に関しては横書き時と同様に算用数字の使用が認められています。

また、西暦を表記する場合にも、縦横を問わず算用数字を用いることが多いです。

縦書きと横書きの文書作成時には、これらのルールに気をつける必要があります。

今回は、縦書きでの漢数字を使った年号や日付の記述方法と、西暦の表記法について解説し、注意すべき点を挙げておきます。

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漢数字:縦書き文書での年号を含む日付の記述スタイル

縦書きで作成される多くの公式文書や個人文書、例として卒業証書や認定証、感謝状、年賀状、招待状などが挙げられます。

これらの文書には日付が必ず含まれ、その際、年号の使用が一般的に行われます。

漢数字はどのように表すのでしょうか。

縦書きにおける年号の記載方法

縦書きでの日付の表記には二つの方法があります。

例えば「平成29年7月21日」をどのように書くかには次のような選択肢が存在します。

①「平成二十九年」のスタイル
→平成二十九年七月二十一日

②「平成二九年」のスタイル
→平成二九年七月二一日

どちらの表記方法も間違いではないですが、一般的には①のスタイルが多く採用されています。

公式文書においては、例えば「平成29年7月21日」を「平成弐拾九年七月弐拾壱日」と非常に詳細に表記することもありますが、日常的な文書や私的な使用ではこのような表記は必要ありません。

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縦書きでの西暦日付の漢数字表記方法について

●表記スタイルの統一について

西暦日付を縦書きで表記する際には、以下のような方法が一般的です。

例:2023年11月9日 数字の表記方法には以下の二種類があります。

①「二千二十三年」とフルで表記する場合
→二千二十三年十一月九日

②「二〇二三年」と数字をそのまま漢数字で表記する場合
→二〇二三年一一月九日

例:2021年11月27日

①「二千二十一年」とフルで表記する場合
→二千二十一年十一月二十七日

②「二〇二一年」と数字をそのまま漢数字で表記する場合
→二〇二一年一一月二七日

どちらの表記スタイルも一貫性を持たせることが可能で、選択は個人の好みによります。

通常、年号では「三十二」のように漢数字が使われることが多いですが、西暦では「2024」のようなアラビア数字の使用が主流です。

しかし、縦書きでは「二千二十四年」といった漢数字での表記も適切に行われる場合があります。そのため、文脈に応じて適切な数字表記を選ぶことが重要です。

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漢数字を用いる際の縦横文書の注意点

上司や尊敬する人への手紙には縦書きを

①横書きもルール違反ではないが

慎重に 横書きを使用することがルール違反であるわけではありませんが、伝統的な文化やルールに基づく場合、縦書きが推奨されます。

②縦書きは格式ある文書に適している

伝統的に、縦書きは格式高い文書で使用されることが多く、特に重要な場合には縦書きが選ばれることが一般的です。

③公式な文書は縦書きで表現すると安全

公式な書類や重要な文書においては、縦書きを用いることが推奨され、これにより誤解やトラブルを防ぐことができます。

文書内での横書きと縦書きの統一を心がける

①同一文書内での表記は統一する

例えば、手紙の場合、表面が縦書きの場合には裏面も縦書きで統一感を持たせることが重要です。

数字の表記にも同じ注意を払いましょう。

②縦書きでは漢数字を横書きでは算用数字を使用

日付などの数字表記において、縦書きでは伝統的に漢数字を使用し、横書きでは算用数字を使うのが一般的です。

例1:

横書き:令和5年6月26日 縦書き:令和五年六月二十六日または令和五年六月二六日

例2:

横書き:2024年5月13日 縦書き:二千二十四年五月十三日または二〇二四年五月一三日

(正直横書きで漢数字は読みづらいです)

封筒への縦書き数字表記のポイント

封筒やハガキに住所を書く際には、表面の文字が縦書きの場合は裏面も縦書き、横書きの場合は裏面も横書きで統一することが重要です。

この統一性が、特に年賀状などの読みやすさに寄与します。

縦書きと横書きでは数字の表記方法に違いがあるため、縦書きでは漢数字を、横書きでは算用数字を使用するのが一般的です。

例として、「◯◯町5678-20」の場合、縦書きでは「◯◯町五六七八-二〇」と表記します。

縦書きでの住所漢数字の使い方

例えば、「12丁目34番地56号」の住所を新聞社の規則に従う場合、漢数字を用いて「十二丁目三四番地五六号」となりますが、百や十の単位を省略します。

一方、役所の住居表示では「丁目」を漢数字で、番号を算用数字で表記することが一般的です(「十二丁目34番56号」)。

このような表記方法は、情報伝達が目的であるため、間違いではなくスタイルの一環です。

漢数字を用いる場合、縦書きでは「十」のような単位を適宜利用し、日付や西暦など数字が多い場合は、そのまま数字を並べることが望ましいです。

また、漢数字の使い分けには、読み手の理解を助ける工夫が求められます。

さいごに

伝統的に手紙は縦書きで書かれることが多いですが、これは単なる一般的な慣習にすぎません。

現代では、縦書きが常に正しく、横書きが間違っているわけではありません。最も重要なのは、相手に自分の思いや正確な情報を伝えることです。

文章をより読みやすくするために、適切なシーンで漢数字の使用を推奨します。

これらは縦書きと横書きについての基本的な指針ですが、実際にこれを適用する際には、地域や専門分野によって違いが存在することを理解しておく必要があります。

そのため、文脈に応じて柔軟に書き方を選ぶことが重要です。

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