しばらく使っていなかった油性ペンを使おうとすると、インクが出ないことがありますよね。残っているはずのインクが何故か出てこないと、もったいないと感じることでしょう。
そんな時に役立つ、家庭にあるものだけで簡単に油性ペンを復活させる方法を紹介します。
除光液を使ったやり方、そして除光液以外の代替品もご紹介します。
捨てる前に是非試してみてください。たった10分で完了するこの方法、あなたも試してみてはいかがでしょうか。
油性ペンを復活させる手順・除光液以外も
まず、アセトンを含む除光液を用意します。この除光液が、油性ペンを復活させるための鍵となります。この除光液は100円ショップなどで簡単に手に入ります。
●除光液の選び方
除光液を選ぶ際は、裏面に「アセトン」と記載されているものを選んでください。
もし家に除光液がなければ、除光液以外である以下のもので代用可能です。
アルコール(消毒用でも問題ありません)
ZIPPOオイル
ラッカー
ベンジン
お酢
これらの代用品も十分に効果があります。お酢は匂いが少し気になるかもしれませんが、その効果は間違いありません。
代用品を含む除光液が準備できたら、あとは非常に簡単です。次に、この方法で油性ペンをどのように復活させるか、具体的な手順を詳しく説明します。
1.油性ペンのキャップに除光液を注ぎ込む。
ペン先がしっかりと浸かるほどの量で充分です。通常は油性ペンのキャップに直接除光液を入れることが多いですが、キャップを後で清掃する手間や残り香が気になる場合は、他の方法を試すことをお勧めします。
私は、ペットボトルの蓋を利用し、そこに少量の除光液を注ぎ、ペン先を浸すようにしています。ペンが倒れないように何かに寄りかけると良いでしょう。
この方法なら、使用後の処分も簡単で、片付けも楽に行えます。
2.蓋をして10分放置。
除光液が漏れ出さないように蓋をして、ペンを立てて放置します。
この10分間が非常に重要で、その間に除光液がペン先の固まったインクをしっかりと溶かしてくれます。
3.キャップを慎重に開ける。
ペンを下向きにして、蓋をゆっくりと開けてください。決して上向きにしたり、急に開けたりしないよう注意しましょう。
そうしないと、中の除光液がこぼれてしまい、後処理が大変になってしまいます。
蓋を開けた後は、すぐに紙にペンを走らせて、復活しているかどうかをテストしてみてください。成功していれば、ペンは再び使用可能です。
最後にキャップ内の除光液は新聞紙やティッシュで吸い取り、可燃ごみとして処分してください。除光液がインクと混ざり、色が変わっている可能性があるので、取り扱いには注意が必要です。
万が一、これでペンが復活しない場合は、インクがペン内部で完全に固まってしまっている可能性があります。その場合は、新しい油性ペンを購入することをお勧めします。
油性ペンが使用不能になる主な理由
油性ペンが書けなくなる主な理由は二つです。
一つ目は、ペンの筆先が乾燥し、インクの溶剤が蒸発して、筆先でインクが固まってしまうことです。
この状態になると、固まったインクを溶かさなければなりません。これには以前にも紹介した除光液のような溶剤が有効です。
油性ペンで書かれた文字を滑らかな表面から消す際にも除光液が使われますが、この溶剤は筆先に固まったインクを溶解し、ペンを再び機能させます。
二つ目の理由は、単にインクが使い切ってしまったことです。
インクが完全になくなった場合、復活させることはできませんので、インクを補充するか新しいペンを購入するしかありません。
なぜ除光液で油性ペンは復活するのか?
使用頻度が低い油性ペンが使えなくなる一般的な原因は、ペン先の溶剤が蒸発して乾燥し、固まってしまうことです。
この場合、インクがなくなったわけではありません。
除光液に含まれるアセトンが乾燥して固まったペン先を溶解し、ペンを再利用可能にします。
アセトン以外にもZIPPOオイル、シンナー、アルコールなどの溶剤が効果的ですが、これらの溶剤は非常に強力でプラスチックを溶かすことがあるため、使用時には注意が必要です。
ペンの筆先だけでなく、ペン本体が溶剤に浸かると、部分的に溶けてしまうことがあるので、適量を使うことが重要です。
水性ペンやホワイトボードマーカーの復活方法
水性ペンやホワイトボードマーカーも、油性ペンと同様の手順で除光液を使って復活させることができます。
ただし、水性ペンの場合は、除光液だけでなくぬるま湯に浸すことも効果的です。
水性ペンのインクは水に溶けやすいため、この特性を活用すると簡単に復活させることが可能です。
油性ペンの適切な保管方法
油性ペンを長持ちさせるために重要なのは、キャップを確実に閉めることです。
キャップがカチッと音を立てるまでしっかりと閉めてください。また、ペンは高温になりやすい場所に置かないように注意しましょう。直射日光が当たる場所、車内、暖房器具の近くなどが該当します。
さらに、油性ペンのインクは可燃性を持っているため、火気の近くでの保管は避けてください。
油性ペンには特定の使用期限が定められていない場合が多いですが、製造から数年が経過するとインクが揮発しやすくなります。その結果、インクが内部で固まったり、粘度が増してスムーズに書けなくなったり、文字がかすれることがあります。
インクが劣化している場合は、新しいペンに交換することが推奨されます。
油性ペンの復活方法
油性ペンを再利用可能にする方法は、家庭にある除光液いがいのものを活用しても簡単に行えます。
この復活方法は、ペンを捨てる前に一度試してみる価値があります。
除光液を用いる際には、キャップの開け閉めに注意し、液体がこぼれないようにすることが大切です。この方法を実行すれば、ペンはしばらくの間正常に機能するようになり、非常に効果的です。