市販されている野菜スティックは開封してすぐに食べられて便利で美味しいですが、自分で作るとなると味がイマイチだと感じることもありますね。
特に大根スティックは、辛味が強くて食べにくいことがあります。
そんな時、どうやって大根の辛味を抑えることができるのでしょうか？
この記事では大根スティックの辛味の抜き方、また、辛味が強い部分の見分け方についても解説します。
ご参考になれば幸いです。
大根スティックの辛味を抜く・抑える３つの方法
自宅でつくる大根スティックの絡みを抜く・抑える方法を3つ解説します。
①水に浸す
これにより辛味が抑えられるだけでなく、大根特有のシャキシャキとした食感も保ちつつ、全体的に味がまろやかになります。
この方法は、家庭はもちろん、多くの飲食店でも採用されており、短時間で簡単に美味しく仕上がりますよ。
②自然に任せる
大根を切ってから辛味がピークに達するのは約7～8分後です。
その後20分程度放置すると、辛味が和らぎますが、長く放置しすぎると味や風味が損なわれるため、注意が必要です。
※そもそも辛味が少ない部位を使う、季節によるなどの解説は以下で。
③電子レンジで加熱
最後に、電子レンジを使った方法も効果的です。この方法は、食感には若干影響を与える可能性がありますが、速やかに辛味を減らすことができます。
短時間で加熱することにより、大根本来の食感はある程度保たれますが、生の鮮度を最優先したい場合には向かないかもしれません。
大根スティックの辛味を手軽に抑える方法
3つ大根スティックの絡みを抜く方法をお話しましたが、そもそも大根にはさまざまな味のバリエーションがあります。
甘くて柔らかなものもあれば、逆に辛みが強く感じるものもあります。
これにより、辛みが軽減され、そのままでも美味しく食べられるようになります。
では、なぜ水につけると辛みが和らぐのでしょうか？
実は、これは野菜の苦味やアクを取り除く効果があるだけでなく、切断された細胞から流出する旨味成分や栄養素の損失を防ぐ効果もあります。
この簡単な方法で、自分の好みに合わせて大根スティックの辛味を調整してみてください。
これらの方法を試すことで、自宅で作る大根スティックの味を市販のものと同等、あるいはそれ以上に美味しくする＝辛味を抜くことができます。
是非、お好みに合わせて辛味の調節をしてみてください。
大根の辛い部分の見分け方
通常、大根の辛みは根元に近づくほど強くなる傾向があります。生食用の大根スティックを作るときは、葉に近い根の上部を利用するのがおすすめです。
大根を選ぶときは、新鮮でふっくらと太いものを選びましょう。細い大根よりも太い大根の方が一般的に辛みが少ない傾向にあります。
また、大根の辛みは外側よりも中心部近くの内側が少ないです。
大根の辛みの強さは、大根の育ち方によっても異なります。
例えば、ひげ根が上下にきれいに並んでいる大根を選ぶことで、辛みが少なく、まっすぐに成長した健康な大根が見つかります。
曲がりや分岐の少ない大根は、ストレスが少なく、その結果、辛みも抑えられる傾向にあります。
大根の辛味は季節によっても異なる？
大根は一年を通じてスーパーマーケットで見かける一般的な野菜ですが、季節によってその辛味は大きく変わります。
夏大根が最も辛い
●春の大根
春大根は春に収穫され、冬に比べると若干の辛味はありますが、特にそのみずみずしさが際立っています。
●夏の大根
夏に収穫される大根は、春大根に比べて辛味が増し、硬さも強まります。
夏の暑さの中で成長する大根は、イソチオシアネートの含有量が増えるため、辛味が強くなります。この成分は植物が外敵から自身を守るために生成され、辛味を引き起こします。
辛味が特徴の夏大根は、大根おろしやサラダでの利用がおすすめで、硬さを活かした炒め物にも向いています。
冬には辛味が穏やかな大根
●秋冬の大根
秋から冬にかけて収穫される大根は、秋冬大根と呼ばれ、繊維質が柔らかく煮崩れしにくい特性があります。この季節の大根は水分を豊富に含むため、非常に柔らかく、おでんや田楽などの煮物に最適です。
夏と比べて甘みが増す一方で、皮の近くではまだ辛味が感じられることがあります。そのため、より甘みを楽しむためには、皮を厚めに剥くことが推奨されます。
辛味が強い大根の活用法
大根の下部は水分が少なく、調味料が染み込みやすいため、漬けることで辛味が和らぎ、まろやかな味わいの漬物に仕上がります。
また、大根おろしでは辛味が適度にあり、さっぱりとした食感を楽しめます。
辛味が強すぎる場合は、上記の辛味を抑える方法を試してみてください。
まとめ
大根スティックは見た目は単純ですが、実は繊細な味の調整が必要な料理です。
美味しい大根スティックを作るには、適切な大根の選び方から始め、辛味の少ない部位を利用することが重要です。
大根はよい食生活に不可欠な野菜の一つであり、上手に調理することでその魅力を最大限に引き出すことができます。
